「CSR=企業の社会的責任」をどう考えるべきなのか

大企業を中心として「企業の社会的責任」という言葉が認識されるようになってきましたが、SDGsやサスティナビリティなどという言葉の広がりと同様に、CSR(企業の社会的責任)も中小企業にとって避けては通れなくなりつつあるように感じます。

実際に、自動車部品を製造する中小企業の経営者からも、納入先企業からCSRの取組状況に関するヒアリングシートへの回答を求められているとの話がありました。

そもそもCSRとは何かと言いますと、経済産業省のHPには「企業が社会や環境と共存し、持続可能な成長を図るため、その活動の影響について責任をとる企業行動であり、企業を取り巻く様々なステークホルダーからの信頼を得るための企業のあり方を指します。」とあります。

噛み砕いて言いますと、「企業が事業活動を行うにあたって、関係するさまざまなステークホルダーに与える影響に対してしっかりと責任を持つこと。」と言ったところでしょうか。

大企業でなくとも、ステークホルダーは数多く存在し、顧客や従業員、株主に地域社会など本当に多岐に亘るわけですから、その全てに責任を果たしていくことは非常に労力がいります。

CSRに取り組むことは自社のイメージアップに繋がるのだと理解していても、人材不足やコスト面が足かせになることは否めません。

一定の規模を有する企業であれば、企業経営を行うなかで、社会的責任を果たすための人員を捻出することは可能だと思いますが、中小企業においては簡単ではないと思います。特に日本は、中小企業比率が非常に高いですから、諸外国と比べて、日本の隅々まで浸透するには時間がかかることも懸念されます。

大上段に構えてしまいましたが、もう少し楽に考えた方が良いかも知れません。

よくよく考えて見ると、中小企業においても地域貢献などの取り組みは、今までの活動において既に行なっているのではないでしょうか?

まずはそのことを「再認識して世の中に向けてアピールする」ことが重要かつ簡単であるように思いますし、これであれば負担も少なく取り組み始めることが出来るように感じます。

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