会社の譲渡・買収のあと、いかにして統合作業を行うか。M&Aの「成立」は「成功」と同義ではありません。重要なのは成立後のマネジメントであり、当初期待した統合の成果を早期に持続して出せる保証はどこにもないのです。統合直後の新体制で業務上の重大なミスやシステム障害などの混乱を招かないためにも、緻密な事前準備をする必要があります。顧客離れや優れた人材の離職、内部対立の顕在化など、企業価値の低下を招かないためにも、M&A成立後の統合プロセス支援であるPMIが極めて重要であると、当社は考えています。
一般的に、PMIは3段階で構成されます。
これらを段階ごとに検討し「何をどの順番でいつまでに統合するか」を決定して実行していくのが、PMIのプロセスです。
PMIの最大の課題は、異なる歴史を歩んできた両社の、企業文化・風土の違いをどのようにマネジメントするか、です。人材の離職や、組織全体のモチベーションの低下を招かないためにも、両社の尊重してきた価値観を共有しつつ、新会社としての新たな価値観を創出する必要がございます。企業文化の融合には時間が掛かりますが、人材の意欲・能力を引き出し、統合のシナジーを持続的に発揮できる効果が見込めます。私たちアドバイザリーは、数多くの案件で培った経験を基に、適切なタイミングでこのプロセスをフォロー致します。
当社では、PMIを3つのステージに分けてフォローします。
当社で行うコンサルティングの範囲は多岐に渡るため、対象のテーマについては事前に調整を行います。
※PMIの定着には、通常3年から5年相応の期間が掛かります。当社では、統合直後の業績悪化を防ぐための「短期的プラン」と、統合後に一定の成果を出すことを目的とした「中長期的プラン」の2つをご提供しています。期間と費用については案件毎に異なりますので、別途ご相談ください。