「見える化」と「可視化」の違いを認識する

経営に関する講演会であったり、経営に関する様々な記事を見ていますと、「見える化」という言葉が頻繁に目に飛び込んできます。私たちも普段、仕事に関する話をするなかで、何気なくこの「見える化」という言葉を使っているのですが、本当に理解をしたうえで使っているのだろうか?と重い、改めて調べてみることにしました。

Wikipediaでは、「見える化(みえるか、Visual control)とは、企業や組織における財務、業務、戦略などの活動実態を具体化し、客観的に捉えられるようにすることである。」とあり、「類似の表現として「可視化」(Visualization)があるが、「可視化」が見えにくいものを見やすい状態にすることを指すのに対し、「見える化」は可視化された問題点の対処の判断基準が常に組織内で共有され、問題や課題に対する改善が、繰り返し継続的に行われていく状態にあることを指すという点で異なる。」と記載されています。

この文章を読んだだけで理解するのは難しいのですが、これを私なりに噛み砕いて解釈してみますと、「可視化」が見えていないものを見られるようにすること、に主眼が置かれているのに対し、「見える化」は、既に見えているものや見るべきものを、「組織における共通認識にまで昇華」させるということ…ではないかと考えています。

こうして見てみると、現状の組織内において浸透させるべきものを、ただ見せる(「可視化」する)だけに留めていないか…については良く考えるべきですし、本当に共有すべき事項が組織内で浸透出来ているのかを、その方法(伝え方)を含めて再度考える必要があるなと、改めて感じさせられたのでした。

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