補助金や助成金については、皆さんも耳にされたり、実際に申請をされた経験がある方もいらっしゃると思います。補助金ですと補助額が大きいことでも話題となった「事業再構築補助金」が有名ですし、助成金ですとコロナ禍で利用された方も相応にあったと思われる「雇用調整助成金」などがあります。 しかしながら、補助金と助成金でお金が支給されて原則として返済は不要という点は同じなのですが、そもそも、この２つは一体何が違うのだろうか？と思い調べてみることにしました。 まずは補助金とは、国や自治体の政策目標に合わせて、さまざまな分野で募集されているもので、事業者の取り組みをサポートするために資金の一部を給付するというもの。 一方で助成金は、一定の要件を満たすことでほぼ支給されるもの、となりますので、この点が一番の大きな違いとなります。補助金はまずもって募集期間内の申請を要件としますし、申請したからと言って必ずしも支給されるものではありません。審査の結果、採択されてようやくもらうことが出来ます。 この点を踏まえますと、一定の要件を満たしていれば確実にもらえる助成金の方が楽だし簡単だから良いではないか？という風に考えてしまいがちですが、実際には、その時の自社の取り組む目的に合うものがあるかどうか？と言うことに注意が必要です。 補助金は、新規事業や創業促進などの国の政策に則り、自社を成長させていくために活用するという目線が必要ですし、助成金については、厚生労働省が公募しているものが多く、社内の労働環境の整備をしていくという目線が良いかと思います。 いぜれにせよ、専門的な知識を有するコンサルタントなどの力を借りながら、自社の経営方針や目的に沿って、こまめに補助金や助成金を探していく継続的な努力が必要だと感じます。 ※何かご不明な点がございましたら、是非弊社までご相談ください。 https://www.ma-advisory.co.jp/contact/