リスキリングという言葉、皆さんは耳にしたことありますか?
私が初めて目にした時にはすぐに理解することが出来ず、「りすを殺すってどういうこと?」などと真面目に考えたりもした(冗談ではなく、本当です!)のですが、正解は「リ・スキリング(学び直し)」でした。
近年では、企業がDX(デジタル・トランスフォーメーション)戦略を進めるにあたって、新たに必要となる業務や職種に順応できるように、従業員がスキルや知識を再習得するという意味で使われることが増えています。
なぜ今、リスキリングが必要とされているのか?
その理由の1つ目が、企業がDX戦略を進めるにあたって、DXのために必要な高い専門性やスキルを持った人材が不足しているからということがあります。外部から招聘したり、外部の企業に委託しようにも、そういった人材は引く手あまたで十分に確保することが出来ないので、自社の従業員を教育して何とかDX戦略を軌道に乗せていく…ということがあると思います。
2つ目に、働く人の立場からの目線です。業務の自動化や技術革新によって生産性が向上したことで、人手が不要となる職種が今後も増えることが予測されるなかで、人間でしか対応できない付加価値の高い技能を身に付けていかないと生き残れないとうことがあります。
今後は、更に加速度的にDXが進展していくと予想されるなかで、誰かが教えてくれるというような甘い考えを捨てた、本気の学び直しが必要な時代がやってくることは避けられないと思います。
そして、リスキリングを上手く活用し、企業戦略の一環として位置付けることが出来た企業が、最終的にDXを成功に導くことになるのではないでしょうか。
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