キャッシュレス決済は今後も進展するのか?①

クレジットカードやデビットカード、QRコード決済など、キャッシュレス決済は私たちの暮らしのなかに急速に浸透してきました。 キャッシュレス決済の定義は何か、ということで改めて調べてみますと、2018年4月に経済産業省が発表した「キャッシュレス・ビジョン」において、『本ビジョンにおける「キャッシュレス」については、「物理的な現金(硬貨・紙幣)を使用しなくても活動できる状態」を指すこととした。』とあり、現金を使わずに決済することがキャッシュレス決済であると理解出来ます。 そう考えますと、先程述べたクレジットカードやデビットカードなどに加えて、suicaなどの電子マネーもキャッシュレス決済です。また、銀行口座間の送金もキャッシュレス決済と言えないことはないのですが、こちらは国際比較の公平性からも含んでいないようです。 感覚的には、コンビニやスーパーなどでもかなりキャッシュレスでの支払いが出来ますので、キャッシュレス決済比率は高いように感じるのですが、日本の比率は26.8%(2019年)と世界の先進諸国に比べてかなり低い状況です。世界で一番キャッシュレス化が進んでいると言われている韓国では、全体の9割でキャッシュレス決済がおこなわれています。 日本でも2025年までにキャッシュレス比率を4割にまで高める目標を掲げていて、関西万博などの国際イベントを控え、キャッシュレスの向けた動きを活発化させています。 それでは、なぜ今まで日本のキャッシュレス決済比率は高まってこなかったのか、今後はどのように進んでいくのかについて、引き続き考えてみたいと思います。(②に続く) ※何かご不明な点がございましたら、是非弊社までご相談ください。 https://www.ma-advisory.co.jp/contact/