M&A買収(第5回)

こんにちは。
代表取締役の蒲鉄雄です。

前回同様、今回もM&Aのステップを買収側の立場からご紹介・解説をさせて頂きたいと思います。

今回は買収側企業:STEP04「候補先の選定」を解説していきます。
ステップの全体像については、こちらを参照してください。

http://ma-advisory.co.jp/flow/index.html

【買収側企業:STEP04「候補先の選定」】

 

前回のステップとして、お客様とは仲介依頼契約を締結させて頂きました。
これによって、私たちは正式にお客様の買収先候補企業を選定することが出来るようになりました。

まず、私たちはどのような業種であればお客様のビジネスにプラスになるのかを検討することからスタートさせます。私たちの持つ独自のリストやネットワークでの選定をはじめとして、お客様の業種と同業はもちろん、他の業種についても様々な可能性を想定しその範囲を絞り込んでいきます。そこでリストアップされた候補先をベースにお客様とのお打ち合わせを行い、細かなご意向をお伺いしていきます。

M&A支援イメージ

買収候補先としてリストアップするパターンは、以下の3つが考えられます。

・水平型
市場規模におけるシェアの拡大、及び営業範囲の拡大などを目的として同業種・業態の間で行われるM&Aを指します。例えば、銀行間のM&Aによる地域シェアの拡大や、支店の統廃合、経費の削減など合理化によるメリットがそれにあたります。

・垂直型
流通経費の削減や、販売先の確保等を目的としてその川上・川下の間で行われるM&Aを指します。小売・製造・卸売業などでよく見られるケースです。

・多角化型
幾つかの業種を展開することで、景気の変動や季節の影響を受け難い企業を構築することを目的として行われるM&Aを指します。他業種間だけではなく、同業種間でも商品カテゴリーを補う意味で行われるケースもあります。

お客様への最初のご提案は「ノンネームシート」の範囲で行われます。この「ノンネームシート」とは社名や事業名を公表せず、必要最低限の候補先の情報(業種・売上高・利益・売却希望額・買収方法等)を企業概要としてまとめたものを指します。
この中で、もしご意向に沿わない買収候補先があれば除外することは勿論、具体的なアプローチ方法についてもご提案させて頂きます。

もし、候補先の企業へ興味を持った場合にはお客様との間で秘密保持契約を交わし、買収・売却両社ともにより詳しい情報を開示して、具体的な検討へと進めていきます。

次回のブログでは、【買収側企業:STEP05「条件交渉」】について解説致します。