M&A(第6回)

こんにちは。
代表取締役の蒲鉄雄です。

今回に引き続きM&Aのステップを売却側の立場からご紹介・解説をさせて頂きたいと思います。

今回は売却側企業:STEP05「条件交渉」を解説していきます。
ステップの全体像については、こちらを参照してください。
http://ma-advisory.co.jp/flow/index.html

【売却側企業:STEP05「条件交渉」】
前回のステップとして、候補先の選定をご紹介致しました。この中で、もしお客様のご意向に沿うことのできる候補先があった場合には先方へと打診し、折り合いが付けば売却条件の交渉へと進むことになります。

前回のブログでリストアップパターンとして同業者(水平型)をご紹介させて頂きましたが、この場合には同じ業界ということもあり機密漏えいのリスクも高まりますので、私たちは特に慎重を期して打診を進めます。
通常、同じ時期に3社程度へ打診を行いますが、この時期にM&Aの情報が外部に漏れてしまえば信用不安や従業員の動揺を誘うなど様々な問題を引き起こしてしまいます。そのため、決してこの情報が第三者へと秘密が漏れることの無いよう、細心の注意を払います。

候補先への最初の打診は「ノンネームシート」の範囲で行われます。この「ノンネームシート」とは社名や事業名を公表せず、必要最低限の情報(業種・売上高・利益・売却希望額・買収方法等)を企業概要としてまとめたものを指します。
もし、候補先の企業が興味を持った場合には依頼主であるお客様のご了承を得た上で秘密保持契約を交わし、より詳しい情報を開示して具体的な検討へと進めていきます。
ここからは条件交渉となるわけですが、ここでは売却条件を詰めた上で候補先企業トップとの面談を行っていただきます。つまり、お客様ご自身で売却先の考え方や人物像、経営ビジョンなどを御確認いただき、自社の行く末を任せるに足るかどうかをご判断いただきたいと考えております。

ここで検討される内容は、従業員や役員の処遇、雇用条件、担保提供や個人保障の差し替えといった基本的な事項が主になります。売却金額については、後にご紹介する「買収監査」によって確定するケースが多いので、参考になさってください。

もしご意向に沿わないということであれば、再度売却先候補を探すということになりますが、ご納得いただければ次のステップへと進んでいきます。

次回のブログでは、【売却側企業:STEP06「基本合意書」】について解説致します。